【2010年8月】

丘珠高校の皆さまより

8月丘珠高校3年2組の皆さんが学校祭で≪ハイチ地震募金≫に取り組みました。

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テーマは、3-2 FOR HAITI ~ミンナ・コンナニ・カンガエテイル~

ある日クラスの男子が「ハイチ募金に取り組もう!!」と言い出しました。

ホームルームでは、*クラスステージや行燈行列の様子をビデオに撮って現地に送ろう *募金とメッセージを送ろう *ハイチの現状を書いたチラシを配ろう *災害の恐ろしさを日本の人にも伝えよう 色んなアイディアが浮かんできたそうです。

クラスみんなで考えた企画、きっと成功したのでしょうね♡

 

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この日支部にやってきた6人の生徒の皆さんは、学校祭の様子を楽しそうに教えてくれました。

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募金はハイチの指定募金として協会本部に送金しました。

若い皆さんのご支援ありがとうございました。

突然のコンニチハ~

8月の暑いある日、2人の女の子が

「こんにちは、ユニセフについて教えて下さい!」と支部へやってきました。

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「今日はどうしてここに来たの?」

札幌市内に住む姉妹、おしゃべりしているうちに世界で起きている色んな事が知りたくなったそうです。

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「ユニセフでは、どんな活動をしているんですか?」

「ユニセフは、皆さんから寄せられた募金で世界の子どもたちの命と健康と未来を守るために活動している国連の機関です。」

「中学生にも何か出来ますか?」

事務局長は、パンフレットを参考にお話ししています。

2人の目はキラキラ☆彡・・・・・

 

ときどき笑い声も聞こえた時間はあっという間に過ぎてしまいました。

今日ここで聞いた事、誰かに伝えてときどき思い出してね。

 

 

828日(土)鬼丸昌也さん(NPO法人テラ・ルネッサンス理事長)の講演会がありました。立命館大学在学中にから諸外国への支援活動や国内での平和啓蒙活動を始めた鬼塚氏は、様々な分野でご活躍中です。

 

当日販売されていた著書は2冊。
「こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した」

 ~その小さな積み重ねがあなたの未来を動かす~

 (こう書房)

「ぼくは13歳 職業、兵士。」

 ~あなたが戦争のある村で生まれたら~

 (NPO法人テラ・ルネッサンス(ウガンダ駐在代表)小川真吾氏との共著)

 (合同出版)

 

当日は多くの方々で賑わっていました。

平和の輪が広がることを私達も心より願っております。

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826日、中央中学校ではユニセフについての学習会が行われました。毎年冬の寒さをものともせずにユニセフ街頭募金を実施されてきた中央中学校の生徒さん方です。中学生だけの力で街頭で1~2時間行き交う人へ呼びかけて、10~20万円もの募金を集めてきました。皆さんの世界の子ども達の平和を願う気持ちが何かに通じるのでしょうね!!今年も有志が立ちあがるそうです。私達も皆さんの健闘を心より応援しております!!

 

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パキスタン緊急募金 第31報
かつてないほどの被害:ユニセフ南アジア地域事務所代表の報告

【2010年8月20日 パキスタン発】

 

パキスタンを襲った洪水の惨状と被害は、前例がないほどの規模になっている・・・被災地を訪れたユニセフ・南アジア地域事務所のダニエル・トゥール代表は訴えました。パキスタンは、過去30年以上で最悪の自然災害に直面しています。

トゥール代表は、シンド州の冠水した地域を訪れ、次のように述べました。「数千もの村と町が流されてしまいました。」「シンド州政府と人道支援団体による支援活動を、早急に拡大する必要があります。」

トゥール代表は、今回の大災害の規模は、トゥール代表が過去15年間に世界各地で見てきた様々な災害現場の中で、最悪のものだと言っています。

危機的な状況に陥りつつある被災地
20100825pakisutan_kouzui2.jpg © UNICEF/2010/Pakistan/Dsouza
パキスタンのシンド州にある避難キャンプを訪れたユニセフ・南アジア事務所のダニエル・トゥール代表。

シンド州の洪水被災地の状況を空から確認した後、トゥール代表は、国連人道調整官も兼ねているユニセフ・パキスタン事務所のマーティン・モグワンジャ代表と、同州の災害管理局長官や洪水被害対応弁務官とともに記者会見に出席。その後、シンド州知事ら同州の首脳との会議に参加し、支援活動と現状と不足している財源について協議しました。

トゥール代表は、また、シンド州スックル市内の避難キャンプを訪れ、被災者の話を聞きました。

トゥール代表は、スックルで、避難キャンプでの生活を強いられている女性と子どもたちのための支援活動を視察。現在、ユニセフは、このキャンプで清潔な飲料水と衛生施設(トイレ)を提供していますが、さらに数百万人の人々に対する同様の支援の必要性を強調しました。

「一刻も早く、清潔な水の提供を拡大しなければなりません。」「それができなければ、コレラや下痢、赤痢といった水を媒介とする病気が蔓延し、被災地の人々、特に、すでに衰弱し、病気に対する抵抗力が最も弱く、栄養不良に陥っている子どもたちの命が奪われ始めることになります。」(トゥール代表)

長期的な支援
20100825pakisutan_kouzui1.jpg © UNICEF/2010/Pakistan/Dsouza
パキスタンのシンド州に設置された給水ポンプに水を汲みに来た洪水被災者の女性と子どもたち。

政府の報告によれば、今回の災害により、シンド州だけで約400万人の人々が被災。パキスタン全土で最大2000万人がこの洪水の影響を受けたものと見られています。

ユニセフは、被災者の方々が待ち侘びている緊急支援を展開している人道支援団体のひとつです。救援支援チームは、手動式給水ポンプや簡易設置型の大型給水タンクの設置などの方法で安全な飲料水の提供を行っているほか、トイレの設置、そして、衛生用品などのセットや経口補水塩といった必須医療品の配布も行っています。被災地を巡回して医療支援活動を行っている救援チームを通じて、浄水剤やワクチンも被災者に届けられ始めています。また、ユニセフは、被災者に安全な飲料水や公衆衛生、予防接種、母乳育児、母性保護の重要性を訴える啓発活動も行っています。さらに、教育支援や子どもの保護活動も展開しています。

トゥール代表は、政府が支援している避難キャンプに設置された、3歳から12歳までの子どもたちのための安全な学習スペースとレクリエーションスペースも訪れました。こうした場所で、ユニセフは、教員の研修を実施。また、教材やレクリエーションキットを提供しました。

「ユニセフは、長期にわたって、ここで支援活動をしていきます。」「ユニセフは、他の支援団体とともに、被災者の方々のニーズを的確に把握し、彼らが安全に元のコミュニティに戻り、かつての生活を取り戻すことができるよう、復興も視点に入れた支援計画を策定します。」

国際社会の多くのメンバーが、パキスタンの支援を表明しています。トゥール代表は、最も厳しい立場にある人々が緊急に求めている支援を届けるため、そうした強い決意と支持を、一日も早く具体的な支援の形で示してほしいと強く訴えました。

パキスタン緊急募金 第25報
支援を待つ女性と子どもたち

【2010年8月6日 パキスタン・ペシャワル発】 「4日間、木の上で過ごしました。」パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州郊外のジャラ・ベラ村に暮らすアラバ・ビビさん(70歳)はこう話しました。

国連の推計によると、この洪水の被害は、カイバル・パクトゥンクワ州をはじめとする広範囲にわたる地域に及び、被災者は約400万人にのぼっています。また、6日には、パキスタン政府の救援機関が、被災者数について、さらに高い数値を発表。これまでに、少なくとも1200万人が被災したと発表しました。

「ユニセフは、パキスタンの洪水の影響を受けた数百万人の人々のために、人道支援活動の強化を図っています。」ユニセフ・パキスタン事務所のマーティン・モグワンジャ代表はこう話します。「被災した人々の多くは、病気や現在の厳しい状況に最も弱い立場である子どもたちです。こうした子どもたちは、安全な飲料水や医薬品、食糧、避難できる場所を緊急に必要としています。」

全てが流されてしまった・・・

一週間前、高さ3メートル近い洪水が押し寄せた際、ジャラ・ベラの女性と子どもたちは、真夜中に高台への避難を余儀なくされました。アラバ・ビビさんは、走ることができなかったので、村の男性たちは、木の高いところに麻でベッドのようなものを作り、ビビさんを座らせました。

「私の家は無くなってしまいました。何も残っていません」と、ビビさんは話します。「私の足を見てください。血が出ています。履くものもないんです。服も汚れきっています。」

泥壁でできた家は倒壊し、所持品は瓦礫の中に埋もれてしまったと、ビビさんは、涙を流しながら話してくれました。

ケアと保護
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© UNICEF/NYHQ2010-1565/Zaidi
パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で、洪水の水が引いた泥道を通りながら、水を運ぶ女の子。

ジャラ・ベラとその周辺の村々にある家屋の80パーセント近くは、同様の被害を受けています。人々は、激しい暑さと強い湿気に耐えながら、道端に設置された避難テントでの生活を強いられています。

イスラマバード近隣の村から避難してきたアジマルさん(17歳)は、「午前3時に洪水の水が押し寄せてきんです。」と、その時のことを振り返って話します。「命からがら逃げることしかできませんでした。」

家が流されたアジマルさんは、今、6人の幼い弟・妹たちと避難テントで生活しています。アジマルさんの両親は村に戻り、再び家族で生活できるように準備しています。

ビビさんやアジマルさんの話は、女性と子どもたちが、パキスタンの洪水被害のような状況が発生すると、その初期の段階で、最も大きな影響を受けるという事実を示すものです。現在、洪水被災地にいる数万人の女性と子どもたちが、特別なケアと保護を必要としています。

コミュニティへの影響
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© UNICEF/NYHQ2010-1564/Zaidi
パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で、残った所持品を運ぶ台車に乗っている女の子。モンスーンで引き起こされた今回の洪水によって、この女の子の家は倒壊しました。

過去80年間で最悪と言われる洪水に見舞われ浸水したジャラ・ベラを含む村々で、ゆっくりと水が引き始めています。洪水により、カイバル・パクトゥンクワ州だけで、16万棟の家屋が全半壊しました。

高台から自分の家が壊滅している様子を目にした村人たちは、苦痛な表情を浮かべ、この被害の状況を物語っていました。

「この道沿いの全ての村が、同じような状況です。何も残っていません。」かつて、地元の役人だったイフティクハル・アフマドさんはこう話します。「作物、家畜、家を失いました。食糧の供給はありません。全ての水源が被害を受け、汚染されています。子どもたちは、皮膚疾患や胃の疾患に苦しんでいます。」

「とにかく、テントが必要です。」アフマドさんは、疲れきった口調でこのように付け加えました。「飲料水や医療支援も必要です。絶望的な状況です。子どもたちを守るために、私たちを助けてください。」

最優先の課題
20100815pakisutan_kouzui6.jpg ©UNICEFPakistan/2010/Jameel
パキスタン北西部にあるジャラ・ベラ村にあるユニセフが支援した給水車。被災地への水の供給と、水を媒介とする疾患を防いでいます。

被災者の病気の流行、特に、幼い子どもたちの命を奪う危険性のある下痢性疾患の流行を避けるために、洪水によって水源が破壊された地域に暮らす人々への飲料水の提供が、非常に重要です。ジャラ・ベラと周辺の村々で、ユニセフは、地元NGOと協力して、飲料水と家庭用衛生キットを配布しています。

女性が世帯主となっている家庭や子どものいる家庭を最優先に、飲料水の提供やその他の救援活動を展開しています。

また、ユニセフは、政府による給水設備の修繕作業も支援しています。現在までに、カイバル・パクトゥンクワ州の約70万の人々が、修繕された91箇所の井戸や給水車によって飲料水へのアクセスを取り戻しました。浄水器、石けん、バケツ、水を運ぶための貯水容器も洪水の影響を受けた人々に配布されています。

また同時に、ユニセフは、パートナーと共に、水を媒介とする病気を予防するため、保健と衛生についてのメッセージを伝えるべく、口頭での呼びかけ、ラジオ、新聞、リーフレット、冊子、バナーを利用した活動、イスラム教寺院での演説と、6つの方法で広報活動を展開しています。

パキスタン北西部で洪水の影響を受けた人々の緊急のニーズに応えるべく、飲料水、衛生施設(トイレ)、公衆衛生、その他の支援を行うため、ユニセフは、当面必要な資金(今年10月までの活動に必要な資金)として、国際社会に対し、47,344,820ドル(40億円あまり)の支援を求めています。

パキスタン緊急募金 第22報
ユニセフ パキスタンとアフガニスタンの洪水被災地で、支援活動を本格化

【2010年8月3日 ジュネーブ/イスラマバード発】

ユニセフは、パキスタン北部の数州を襲った深刻な洪水被害の被災者数百万人に、緊急支援物資を届ける作業に全力をあげています。被災地に壊滅的な影響を及ぼした今回の洪水は、過去80年間で最悪と言われており、140万人の子どもを含む推定320万人の人々が被災したものと見られます。

「最も懸念されるのは、下痢性疾患やコレラのような水を媒介とする病気の流行です。これは、特に子どもたちにとっては、命にかかわる問題です。すでに、子どもたちの間の下痢性疾患の発生が報告されています。食糧、飲料水、医療品、高カロリービスケット、女性と子どもたちの衣服、ワクチンが緊急に求められています。人道支援物資の第一便は、すでに被災者の元に届けられました。人々の命を左右する今後数日間のうちに、追加の支援物資が届けられる予定です。」ユニセフ・パキスタン事務所のマーティン・モグワンジャ代表はこのように話しました。

洪水により、道路は浸水し、橋は流され、インフラが広範囲に破壊されています。電力供給は遮断され、病院や学校、上下水道に被害が及んでいます。ユニセフは、ある被災地では、井戸の80パーセントが破壊されていると報告しています。多くの人々が、高台にある学校などの建物で寝泊りしている状況です。

「農作物の被害も広範囲にわたっています。多くの家畜も失われました。ほとんどの農作地帯で、現在、食糧の確保が困難であるばかりでなく、将来的にも、悪影響が懸念されます。ユニセフは、長期的に人道支援活動を続けることを前提に、現状では人命を守るための支援を最優先に。そして、中長期的には、被災地の復興支援を行っていきます。」(モグワンジャ代表)

ユニセフは、これまでに、衛生キット、給水タンク、高カロリービスケットなどの緊急支援物資を提供。73箇所の井戸を修復し、80万人の人々がこの恩恵を受けています。また、100万人の被災者に対応できる医療用テント24基を設置しました。

ユニセフは、洪水の影響を受けた人々のための当面の緊急支援活動に必要な資金として、国際社会に対し、1030万米ドルの支援を求めています。

アフガニスタンでも洪水被害

アフガニスタン中部・東部も、先週の集中豪雨によって、洪水の被害に見舞われています。

アフガニスタン政府は、この洪水により、カピサ、中部ガズニ、ラグマーン、ナンガハル、クナル、ロガル、北パルワンの数千人の人々が住む場所を失い、4,000棟以上の家屋が倒壊したと伝えました。大雨によって、道路や橋は崩壊。政情不安も重なり、人道支援活動は難航しています。現在までの死者数は、80人と報告されています。

ユニセフは、8月2日までに、ナンガハルとクナルに430基の避難テントを提供しました。また、2,000世帯分の家庭用飲料水キット、貯水用の資材、浄水用の塩素錠剤、5歳未満の1万人の子どもたちと妊産婦・授乳期の女性のための高カロリービスケットなどの支援物資が、現地時間2日中にカピサに到着する予定です。

パキスタン緊急募金 第21報
水や食糧支援を待つ100万人以上の子どもたち

【2010年8月2日 ニューヨーク発】

パキスタンは、1929年以来の大洪水に見舞われています。死者は1400人以上。100万人以上の子どもたちに、緊急の支援が必要な状態です。

北西部の山岳地域に位置するカイバル・パクトゥンクワ州は、この洪水の最も大きな影響を受けています。推定350万の同州の住民の多くが、収穫物を失い、自宅が流されたり全半壊している様子を目の当たりにしました。

最も必要な支援
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© UNICEF/NYHQ2010-1566/Asad Zaidi
カイバル・パクトゥンクワ州で、洪水の水の中を歩いて、崩壊した自宅から持ってきた木材を運ぶ男の子。

多くの地域で通信網が遮断されています。橋や幹線道路、一般道は、洪水により通行止めとなっていたり、倒壊してしまったところもあるため、多くの被災地が孤立しています。

「食糧と安全な飲料水が切実に求められています。」「被災者の間で感染症が流行することが、最も懸念されています。」

ユニセフが、幼い子どもたちの命を奪う危険のある下痢性疾患の流行を防ぐための活動を展開している被災地から戻ったばかりのユニセフ・パキスタン事務所のマーティン・モグワンジャ代表は、こう語りました。

洪水により、上水道が汚染され、損傷を受けた状態にある地域に住む数十万人の人々に、安全な飲料水を提供することは、今、最も重要な活動の一つとなっています。ユニセフは、パキスタン当局と共に、できる限り早く井戸を修繕し、水源を確保するべく活動しています。また、被災者が、水を口にする前に、浄水できるよう塩素錠剤も配布しています。

現地調査
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© UNICEF Pakistan/2010/Mogwanja
最も大きな影響を受けた地域のひとつ、カイバル・パクトゥンクワ州の状況。

被災地を空からも視察したモグワンジャ代表は、洪水によるコミュニティの被害状況を直接目にすることができました。

「家屋は、文字通り、泥水の中に浮かんでいました。」「農作物は流され、壊滅的な状況でした。木々も洪水の水に押し倒されていて、ほとんどの建物が崩れていました。」

モグワンジャ代表は、また、人々が木に登って避難しなければならなかった話や、屋根に上って生き長らえた話も聞きました。また、洪水で親類を亡くし、洪水の水が引いたら、葬儀をしようと、遺体をなんとか乾かそうとしている人々とも会いました。

「被災地の復興に必要な期間を割り出すのは、非常に難しいことです。」 モグワンジャ代表は、崩壊してしまった(学校や病院などの)基本的な施設の再建作業だけで、少なくとも3ヵ月から6ヵ月はかかると語りました。

新たな洪水の恐れ

洪水に見舞われたいくつかの地域では、水が引き始めています。しかし、新たなモンスーンが被災地に向かってきている模様で、専門家は新たな洪水被害を懸念しています。

「安全な飲料水、避難所、水を媒介とする病気を治療するための保健ケア・サービスが、緊急に求められています」「さらに、食糧の確保が今の課題です。食糧の大部分が失われてしまいましたから」(モグワンジャ代表)。

パキスタン緊急募金 第20報
パキスタン洪水:ユニセフ、緊急支援活動を開始

【2010年7月30日 ニューヨーク発】

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パキスタン北西部を襲った大規模なモンスーンによる豪雨の影響で、100万人近くの人々が深刻な洪水被害に見舞われているものと見られます。7月30日、国連は、この影響を受けた人々は、この3日間で100万人近くに及び、数百人が死亡。洪水被害を受けたほとんどの地域で、人道支援活動を行うためのアクセスは制限され、遮断されているところもあると発表しました。

国連人道問題調整事務所(OCHA)は、パキスタン国家防災管理庁から示された数値から、北西部のカイバル・パクトゥンクワ州(以前の北西辺境州)では、死者290人以上、負傷者は数百人に達すると伝えました。

この洪水によって、数千棟の民家が被害を受けた他、少なくとも45の橋と道路を含むインフラ設備に大きな損害を与えました。捜索・救助活動が現在の最優先事項となっていますが、地元当局は、緊急避難所や食糧、飲料水、衛生施設(トイレ)の支援も求めています。

パキスタン政府は、洪水に見舞われた州政府、武力勢力とも協力して、人道支援活動を主導しています。

カイバル・パクトゥンクワ州ピルパイにある人道支援活動の主要拠点地と備蓄倉庫も浸水し、被災地に支援物資を届けることが困難な状況です。スワート地区にあるスワート川に架かっていたほとんどの橋が流され、川沿いにあった店、ホテル、民家も流されました。

カイバル・パクトゥンクワ州の大部分では、洪水が続いています。多くの地域が浸水し、インフラ設備に甚大な影響を及ぼしています。30日、国家防災管理庁は150名の死亡と、90名の行方不明者を確認していると発表しました。しかし、この数字は、アクセス可能な地域のみの数値であり、今後さらに増えるものと懸念されています。カブール川沿いに暮らす1万6,000世帯の人々が村に取り残され、ヘリコプター17機で救助に当たっているとのことです。特に道路や橋、政府関係の建物のインフラ設備は広く被害を受けています。また、農村部と都市部にある土で作られた家も甚大な影響を受けています。川沿いの農地は侵食され、浸水しています。市場は、水没した状態です。

スワート地区は、最も大きな影響を受けました。スワート川岸の市場や民家は流され、橋も損害を受けています。スワートでは雨が止み、川の水量は減少してきています。最近、人々は、カラムからマルダンやペシャワルへ避難を余儀なくされています。当局は、人々に避難民登録を呼びかけていますが、現在、使用されているヘリコプターは一台のみです。川の水量が減少されると、ペシャワルとミンゴラ道路は、再び使用されています。

国連機関の対応

こうした事態を受けて、7月29日、ユニセフ・パキスタン事務所は緊急会議を開きました。ユニセフが主導する全ての分野で迅速な支援を行うべく計画が立てられ、備蓄品の貯蔵場所も確認されました。全てのスタッフが、現在影響を受けている地域の情報を共有し、それぞれの活動能力と備蓄品を確認し、支援活動の調整が行われています。全ての地域で、保健と衛生(WASH)を優先的に支援するべく、パートナーと共に活動を行っています。

世界食糧計画(WFP)は、人道支援の拠点地へのアクセスが確保されれば、追加の食料支援を届ける準備は整っていると報告しています。世界保健機関(WHO)は、保健省に医療キットを提供し、ペシャワルに緊急保健活動チームを設置しました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、バルチスタンの洪水被災地に支援物資の第一便を急送しました。週末、特に、シビにおいて、詳細な調査・査定が行われる予定です。

ユニセフは、パートナーと共に、スワートに9つの医療支援キャンプを設置。医薬品、浄水剤、飲料水用ポリタンクなどを提供しています。また、地元当局を支援し、清潔な飲料水を提供しています。

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今回大洪水の被害を受けた地域は、内戦などによって多くの人々が避難生活などを強いられていた地域でした。(財)日本ユニセフ協会では、緊急募金を受け付けております。みなさまのご協力をお願いいたします。

パキスタン緊急募金
郵便振替:00190-5-31000
口座名義:財団法人日本ユニセフ協会
*通信欄に「パキスタン」と明記願います。
*窓口からの振込みの場合、送金手数料免除
クレジットカードで募金
インターネットバンキングから
コンビニエンスストアから募金する
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三井住友銀行:緊急募金受付口座を開設しています。
(手数料減免。詳しくはこちらから
*当協会への募金は寄付金控除の対象となります。

なお、当緊急・復興支援に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合、現在行われている他の緊急・復興支援に活用させていただくことがありますので、ご了承願います。